ドライアイ

もしかしてドライアイかも!?ドライアイの主な症状

もしかしてドライアイかも!?ドライアイの主な症状

ドライアイの症状は、人によって現れ方がそれぞれです。
気になる症状がある方は、お気軽に当院にご相談ください。

  • 眼が乾く
  • 眼が疲れる
  • 眼に異物感がある
  • 眼に不快感がある
  • 眼が痛い
  • 眼が赤い
  • 眼が重たく感じる
  • 涙がよく出る
  • 眼が痒い
  • 眩しく感じる
  • かすんで見える
  • 目やにが良く出る

ドライアイの原因

ドライアイの原因

特定される原因は解明されていませんが、さまざまな要因によってドライアイが引き起こるとされています。主な原因は以下の通りです。

  • パソコン・スマートフォンの長時間注視
  • コンタクトレンズの長時間使用
  • エアコンなどの風
  • 乾燥した空気
  • 精神的なストレス
  • 眼疾患の術後症状

ドライアイの検査

問診と涙液量や質を調べる検査・角結膜上皮障害の有無を調べる検査を行います。問診時には、自覚症状となる眼の乾きや不快感などを詳細に伝えてください。

涙液量や質の検査

シルマー検査と呼ばれる検査で、涙液の分泌量と質の異常の有無を調べます。まぶたの縁に試験紙を付着し、どの程度涙で紙が濡れるか涙液量を計ります。また、涙液層破壊時間測定といって、涙がどれぐらいで乾くかを測定して涙の質を検査します。

角結膜上皮障害の検査

フルオレセインなど染色液によって角結膜表面をスリットランプで観察する検査で、角結膜上皮細胞の障害の有無を調べます。これによって、涙が眼表面に均等に十分行き渡っているかを確認します。

ドライアイの治療方法

ドライアイの原因となる涙の異常は、涙の分泌量が少ない「量の異常」と「質の異常」に分けられます。また他にもマイボーム腺機能不全が原因の場合、結膜弛緩症や眼の表面の炎症による摩擦亢進型・涙液層安定性の低下によるBUT短縮型など、ドライアイのタイプによって治療方法を選択していきます。
ドライアイの原因やタイプを調べる検査を行い、必要に応じて点眼薬・涙点プラグ・涙点閉鎖術・温罨法などの治療方法を行います。

点眼薬

点眼薬涙液が少なくなるタイプのドライアイに、人工涙液を涙の補充として点眼します。人工涙液には防腐剤が入っていないので、副作用が少なく安心して使うことができます。
また、水分保湿効果と角膜上皮細胞を修復する作用があるのがヒアルロン酸ナトリウムによる点眼です。重篤なドライアイや防腐剤アレルギーのある方は、防腐剤なしで使いきりタイプがおすすめです。

眼表面の球面形成や浸潤化・涙液保持にはムチン分泌促進する点眼薬を行います。蒸発型のドライアイに有効で、ジクアホソルナトリウム点眼薬・レバミピド点眼薬があります。
眼表面の炎症によるドライアイには、ステロイド消炎剤点眼薬を用います。

涙点プラグ

涙点プラグ挿入術といって、涙点をプラグで塞いでいきます。シリコンプラグ・コラーゲンプラグがあり、どちらを行うか術前の検査や診察で相談させていただきます。適応すれば、日帰り手術が可能です。涙点を塞いで涙を眼の中に長く残します。点眼薬治療でも症状が改善しない場合、重度のドライアイの場合に有効です。術後、出血や腫れなどはなく、通常通りコンタクトレンズも使用できます。

涙点閉鎖術

涙点プラグは、落ちてしまいなくなることがあるため、涙点を縫合手術にて閉じる方法を涙点閉鎖術と言います。手術自体は簡単で、確実な治療効果を得られる反面、元に戻ることができないといったデメリットがあります。

温罨法(おんあんぽう)・マイボーム腺不全による治療

マイボーム腺の詰まりを緩和して、まぶたの血流を促進する方法として温罨法があります。眼の周囲を温めてマイボーム腺からの脂分排出を促します。乾燥を防ぐ作用があるため、ドライアイに非常に効果的です。温罨法は、手軽で効果をご自身で実感しやすいのが特徴です。1日5分、毎日2回程度行うことで効果を得やすいです。

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