目の色は変化することがある!?年齢や加齢で変化する目の色
眼の色とは、眼内の「虹彩の色」を言います。虹彩の色は、2つの遺伝子バランスによって決まります。
「青か茶の色を決定する染色体」と「青か緑の色を決定する染色体」の2つです。ここで言う茶はメラニン色素のことを指します。
メラニン色素が多いと眼の色は黒くなり、メラニン色素が薄いと眼の色も薄く、光を眩しく感じるとされています。欧米人が眩しさを強く感じてサングラスをかける人が多いのはそのためです。また、私たちは加齢によってメラニン色素が減少します。それによって、眼の色も加齢に伴って抜けて明るくなるといった特徴があります。
眼の色の変化には、虹彩という筋肉の収縮から、瞳孔の大きさを制御することが大きく影響しています。瞳孔の大きさが変わると虹彩の色素が縮まったり、拡大したりして眼の色が少し変化します。加齢によって、虹彩の機能が低下するなどで眼の色が変化するとも言われています。
人によって目の色が違うのはなぜか
虹彩の色は、大きく5色に分けられます。濃褐色(ブラウン)・淡褐色(ヘーゼル)・緑色(グリーン)・青色(ブルー)・灰色(グレー)です。日本人の眼の色で多いのがブラウンです。眼の色は遺伝的要因が強く影響しています。
人間の眼の色は、遺伝子に由来し、最も一般的な茶色・青色・緑色が多いとされています。
目の色が変わると病気の可能性も…
眼疾患と眼の色が関わっていることいくつかあります。
例えば、白内障の場合では、見た目が文字通り、瞳が白く濁っています。また、緑内障の場合は、眼圧が高くなることで視神経が圧迫されますが、眼球内の房水が溜まっているときに瞳の奥は青みがかったように見えます。
このように、眼の色がこれまでと変わっている場合は、病気の可能性も考えられます。